2023年4月26日
令和3年度下期採択助成課題等の成果報告会を開催しました。
2023年4月26日 令和3年度下期採択助成課題等の成果報告会を開催しました。
当財団では、大学、研究機関、公益的な調査研究団体等に所属する研究者・技術者を対象として、科学技術に関する政策の立案・推進、社会経済との関連、コミュニケーション、人材育成、発展動向等に関する調査研究を助成する「科学技術調査研究助成」事業を行っています。 募集は年に2回、上期と下期に分けて行われ、通常は、上期採択課題は4月から年度末まで、下期採択課題は10月から次年度の9月末までの間に調査研究が行われます。 成果報告会は、通常は1年間の調査研究を終えた半年後に、調査研究を行った方々にその成果の概要を発表して頂き、成果を普及する場となります。
令和5年4月26日(水)午後に令和3年度下期採択助成課題等の成果報告会が行われました。当財団の佐藤征夫専務理事の挨拶により開会し、以後、事務局の司会の下に進められ、高木喜一郎理事長の挨拶をもって閉会しました。今回は表に示す10テーマ(令和3年度下期採択の5テーマ、期間延長した3年度上期採択の1テーマ、2年度上期採択の2テーマ及び下期採択の2テーマ)について、限られた時間でしたが密度の濃い発表と質疑応答が行われました。ZOOM開催だったこともあり、遠隔地(大阪、宮崎、海外出張中の出張先)の発表者からも発表が行われました。
今回の報告会に係る課題の成果の概要は当財団のホームページでご覧いただけます。
成果報告会で報告された科学技術調査研究助成課題(平成3年度下期採択等:発表順)
課題名 | 発表者氏名 (申請者) |
所属組織名 (申請時) |
|
---|---|---|---|
① ** |
プレプリントサーバーを活用した未査読学術論文の公表と活用:動向および認識の探索 | 井出 和希 |
京都大学/発表時所属は大阪大学 |
② | 科学技術庁発足に先立つ戦後科学技術行政の動向 | 國谷 実 |
(一財)総合科学研究機構 |
③ | 脱炭素転換市民討議の手法開発と定着に向けて―専門家・市民の応答を基礎として― | 栁下 正治 | (一社)環境政策対話研究所 |
④ ** |
未利用バイオマスのマテリアル化/エネルギー化と技術競合回避による効率的利活用 | 合田 公一 |
山口大学 |
⑤ |
南海トラフ大地震時における道の駅の災害支援と防災技術に関する調査研究 | 熊野 稔 | 宮崎大学 |
⑥ | 研究安全保障に関する国際比較調査研究 | 山本 智史 | (公財)未来工学研究所 |
⑦ |
再稼働したJRR-3における中性子線の産業利用促進のための支援制度の調査研究 | 吉澤 英樹 | (一財)放射線利用振興協会 | ⑧ *** |
工学教育のデジタライゼーションとデジタルトランスフォーメーションの調査研究 | 井上 雅裕 | (公社)日本工学教育協会 |
⑨ * |
下肢切断者のQOLに寄与する義足の技術開発ならびに義足治療の発展とその有効性の解明 | 西坂 智佳 (藤原 清香) |
東京大学 |
⑩ * |
公的研究資金配分を介した社会技術研究プロジェクトのあり方に関する調査研究 | 三成 寿作 | 京都大学 |
(注1)*印は令和2年度上期採択で期間延長したもの、**印は令和2年度下期採択で期間延長したもの、***印は令和3年度上期採択で期間延長したもの。
(注2)④については発表者のやむをえない事情により、事務局から発表資料の上映を行いました。