2023年10月27日

令和4年度上期採択助成課題等の成果報告会を開催しました。

 2023年10月27日 令和4年度上期採択助成課題等の成果報告会を開催しました。

 当財団では、大学、研究機関、公益的な調査研究団体等に所属する研究者・技術者を対象として、科学技術に関する政策の立案・推進、社会経済との関連、コミュニケーション、人材育成、発展動向等に関する調査研究を助成する「科学技術調査研究助成」事業を行っています。 募集は年に2回、上期と下期に分けて行われ、通常は、上期採択課題は4月から年度末まで、下期採択課題は10月から次年度の9月末までの間に調査研究が行われます。 成果報告会は、通常は1年間の調査研究を終えた半年後に、調査研究を行った方々にその成果の概要を発表して頂き、成果を普及する場となります。

 令和5年10月27日(金)午後に令和4年度上期採択助成課題等の成果報告会が行われました。当財団の佐藤征夫理事長の挨拶により開会し、以後、事務局の司会の下に進められ、高園武治理事・審査委員長の講評、下田隆二専務理事・事務局長の挨拶をもって閉会しました。今回は表に示す8テーマ(令和4年度上期採択の4テーマ、期間延長した2年度上期採択の1テーマ、3年度下期採択の3テーマ)について、発表と質疑応答が行われました。ZOOM開催だったこともあり、遠隔地(宮城県、福岡県)の発表者からも発表が行われました。

  今回の報告会に係る課題の成果の概要は当財団のホームページでご覧いただけます。

成果報告会で報告された科学技術調査研究助成課題(平成4年度上期採択等:発表順)

課題名 発表者氏名
(申請者)
所属組織名
(申請時)
コロナ禍の科学館でのSDGs等社会的テーマの科学技術教育の手法に関する調査研究

中村 隆

(公財)日本科学技術振興財団
プラスチック製品のマテリアルリサイクル高度化と課題解決に向けた推進プラットフォーム形成に関する調査研究 齋藤 太郎
(公財)全日本科学技術協会
2050脱炭素社会構築に向けた持続可能なバイオマスプラントの開発のための調査研究 佐伯 とも子 (公社)日本工学アカデミー
我が国独自の測位衛星「みちびき」のASEANと豪州における効果的な利用可能性調査

小林 功典

(一財)日本宇宙フォーラム

**
ニュースペースが人類に多大な利益を今後も提供するためのルール作りに関する調査検討

吉冨 進

(青木定生)
(一財)日本宇宙フォーラム

**
九州唯一のチュウヒ(タカ科の鳥類:絶滅危惧IB類)の繁殖保全システムの調査研究 安枝 裕司 (NPO)北九州ビオトープ・ネットワーク研究会

デジタル技術による情報伝達の新領域の提案-暗黙知の伝達のためのVirtual Reality技術の適応- 薄井 洋子 宮城大学

*
スポーツ障害予防研究への人工知能導入に関する調査研究

川口航平

(武冨修治)
東京大学

*印は令和2年度上期採択で期間延長したもの、**印は令和3年度下期採択で期間延長したもの。